【トラブルの種】みんなの顔が覚えられない
御社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。今回は「担当者をなかなか覚えられない」障害者さんへの対応とアプローチの仕方のヒントをお話させていただきます。
【トラブルの種】人の顔を覚えられない
顔を覚えられないとトラブル連鎖が始まります
人の顔を覚えられないと言うのは非常にたくさんのトラブルを生みます。
- トラブルを誰に話していいかわからなくて、混乱してしまい逃げ出してしまう。
- 方法がわからないのに、自分で勝手に解決してトラブルにしてしまう。
ということが、現場では起こりえます。 職場になじめていないと起こしがちなトラブルでもあります。知的障がいや発達障害の方の場合、場所になじむのにとても時間がかかる場合があります。 特に自閉傾向が強い方の場合、職場になじむまで非常に時間がかかります。 ではこのようなトラブルを起こしてしまう心理とはどんなものなのでしょうか。
トラブルにつながる心理とは
本人たちも困っています
慣れていない人に話しかけるのが怖い
話しかけるタイミングがわからない
誰に話しかけていいのかわからない
どうしていいかわからない
多くの場合、このような心理が職場のトラブルにつながりがちです。
大きく4つの原因が考えられます。これ以外にも現場によって色々な要因が考えられます。
「いやいや。気軽に話しかけてね。と言ってるよ」
確かに。でもいざ聞こうと思ったら・・・
「やっぱり忙しそうでためらってしまう」
と悪循環に陥ってしまうのです。
それは相手のことを障がい者側が理解できていないからなのです。
そして彼らは理解にとても時間がかかります。
ではそれはどう解決すればよいのでしょうか。
トラブルを回避するためにできること
【あなたは誰?】名札の工夫
名札を工夫すると、非常にわかりやすくなります。
ほとんどの企業様が、顔写真は写真をお使いになっていることと思います。
わかりやすいですよね。
ですが可能なら写真ではなく、似顔絵にしてみるのがおすすめです。
「その人に似せる」
と言うのは、特徴をつかんだイラストになると思います。
似顔絵にすると、名札のイラストの特徴とご本人を見比べることで印象が残りやすくなります。
「イラストレーターなんていないよ」
社員の方に書いてもらうのも方法ですが、ココナラなどのサービスを使うと比較的リーズナブルに書いていただくことができます。
このアイコンはココナラ
と言うサイトのクリエイターであるかえる@イラストレーター さんの作品になります。
②役職やなまえはもちろん、漢字には読み仮名をふると文字が苦手な方にも安心です。
③お仕事内容は、もしオペレーターさんなら
「機械を使っています」
修理サービスなら
「機械を直しています」
など砕いた方がわかりやすい場合もあります。
出来るだけ簡単にするのが良いですよ。
④わからないことは聞いてほしいですが、
「私には機械の使い方を聞いてください」
「私には書類の書き方を聞いてください」
など細かく書くと良いと思います。
この絵のように
「わからないことは聞いてください」
では何を聞いていいかわからないのです。
一番初めのトラブル回避は名札変更
名札をわかりやすくすると、接客業の場合ではお客様にもわかりやすくなります。
また似顔絵のタッチを統一することで、企業色や理念をアピールすることもできます。
御社の特色に合わせた工夫で、名札見直してみてくださいね。
ご拝読ありがとうございました。
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