障害者雇用にはどんな準備が必要ですか?【始まり】
御社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。障害者雇用に興味はあるけれど、中々踏み出せない。と言う事業主様に少しだけ障害者雇用の準備についてお話したいと思います。
【起】障害を知ることから始まります
知的障害?身体障害?精神障害?
障害者雇用において、障害を知ることはとても大切なことです。障害者とひとくくりでも、身体障害と精神障害はまったく違います。
知的障害とうつ病などに代表される精神疾患も全く違います。
知らないとなんだかややこしいしめんどくさいなあと思ってしまわれるかもしれません。ですが、個性はあると言っても基本はあるもの。
基本的な特徴が押さえられると、個性も理解しやすくなります。
身体障害
身体に障害を持つ方のことを言います。聴覚・視覚・肢体と分かれています。
私の娘は聴覚支援学校の幼稚部に通っていたのですが、聴覚支援学校では文字の取得が幼稚園から行われました。これは筆談の為です。
これは学校にもよりますが、娘が通っていた学校ではキューサインを使った口語(発声)の訓練を行っていました。
キューサインとは、動作と口の動きをあいうえおに当てはめたものとなります。
視覚・肢体については私の経験はありませんが、それぞれに特別支援学校が存在し、障害に合った訓練を受けています。
知的障害
IQ70以下を知的障害と言います。生まれた時から知的障害を持っていても、うまく学校生活に溶け込んで大人になるまで発見されない知的障害の方もいらっしゃいます。
厚生労働省の厚生労働統計一覧【知的障害児(者)基礎調査:調査の結果】では、「知的機能の障害が発達期(おおむね18歳まで)にあらわれ、日常生活に支障が生じているため、何らかの特別の援助を必要とする状態にあるもの」と定義されています。
精神障害
統合失調症・気分障害・てんかん・依存症・高次脳障害などが代表的な精神疾患としてあげられます。
障害を知るための方法は?
障害について知りたい。と言う時に、みなさんがご利用するのは行政や組織窓口だと思います。
障害雇用について一番最初に役立つのは、ハローワークとなります。ハローワークでは、障害者雇用についての相談や法律などの話を聞くこともできます。
また支援学校でも、情報を得ることができます。 支援学校では教育の内容まで知ることができるので障害を理解するために非常に役立ちます。
会社に合わせた障害を考える
会社の事業で障害者雇用を考える
事業で障害者雇用を考える場合があると思います。いろいろな工程や仕事があると思いますが
「どこでどんな障害者に働いてもらえばよいのか」
と言うことをハローワークなど公的機関で話し合っていくことと思います。
しかししっかりとした適性判断をしていかないと、いろいろなトラブルが起こることになるので注意したいところです。
障害者手帳とは
障害者雇用の対象となるのは原則【障害者手帳】の発行を受けた人になります。障害手帳の名称は、地方によって異なる場合があります。
【障害者手帳の種類】
身体障害者手帳・・・身体障害者
知的障害者手帳・・・知的障害者
東京:愛の手帳
大阪:療育手帳
精神障碍者保健福祉手帳・・・精神障害者
2018年の改正により、精神疾患のあるひとも障害者雇用を利用できるようになりました。
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