【考察】“教えたとおりにやるだけ”ができない人の心理と対応2選
御社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。今日は、“教えたとおりにできない人”はどうしてできないのかいくつか考察してみたいと思います。みなさんのお役に立てれば幸いです。
教えたのにできないのは障がいがあるから?
教えたのに作業ができないなんて・・・
障害者雇用で陥りがちなのが、「教えたことをしてもらえない」と言う意思の疎通ができていない問題ではないでしょうか。
これは障害があるからには仕方のないことなのでしょうか?仕事ができない人を雇っておくことは、できなくて当たり前です。
仕事ができない原因を探ることで、対応が見えてきます。
もちろん個々の出来事に個性はありますが、ここでは大まかなものを書いてみました。
◆好奇心が旺盛である
好奇心が旺盛で、「本当にこの方法がベストなのか」と言うことを模索したいタイプの方がいらっしゃいます。
もちろん頭では「教えてもらった方法がベスト」だとは思っているのですが、ついつい好奇心を試してみたくなるタイプです。
【対策】
手順が明確に決まっている作業の場合は、本人が納得する手順を探し出すまで待てば落ち着きますが、そんな猶予がある場合は少ないと思います。
その場合は手順が必要ない仕事を任せるのが良いかと思います。
このタイプの人は最初は仕事が遅いですが、慣れてくれば仕事が早くなっていく可能性もあります。
ただ飽きっぽい方が多いので、変化がある仕事を任せると良いかもしれませんね。
多動傾向の強い発達障害にこのタイプが多い傾向があります。
◆そもそも手順が理解できていない
そもそも作業手順を理解していないことがあります。説明した後に、「わかりましたか?」と確認して「はい」と答えていても、実際にやり始めるとわからないところが多い。となることがあります。
「わかったと言ったのに、なぜ手順が理解できていないのか」
と、思いますが、実際には理解できていないことを理解できていないと言う場合があります。これは本人が自覚していない無意識なのでどうしようもないのです。
【対策】
イラストや簡単な日本語で作業手順をみえるところに表示すると言う対策で、この問題を解決することができます。これは外国人雇用の時にも非常に役に立つテクニックとなります。
簡単な日本語とは専門用語や四文字熟語などを省いた日本語です。コツとしては小学生に説明する気持ちで作るとよいです。またイラストや写真を使って説明することもおすすめします。
知的障害者にこのタイプは多いようです。
いかがでしたか?
障害者雇用も一般雇用も大変な時代ですね
障害者雇用だけではなく、一般雇用も大変な時代となっています。従業員に効率よく働いてもらうためには、まず従業員を知ることが重要になってきます。
障害者も人間であり、特別なものはありません。
しかし個性をつかみ、適材適所を知る。と言うことが難しいのかもしれません。
障害者だから。ではなく、その人自身をよく観察することが障害者雇用を成功させる秘訣となっています。
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