出勤そのものが苦痛の人がいます-テレワークに救われた人々-
御社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。今日は仕事そのものではなく、“出勤”にストレスを感じてしまう人のお話をしたいと思います。
テレワークはどうですか?
テレワークに向いている人たちがいます
コロナ禍でテレワークが推進されています。なかなかテレワークだけで今までの業務をこなすのは難しい物であり、テレワークでこなせない仕事も存在します。
サービス業、メンテナンス、製造業いろいろな分野があると思います。個人的な向き不向きもあると思います。
出勤してメリハリをつけて働くのが向いている人。家で仕事をするのが向いている人。
今日は家で仕事をするのに向いている人で、出勤と言う行動が苦手な人のお話をしたいと思います。
仕事にはつきものの“出勤”がつらい
出勤そのものが働く足かせに
「出勤と言う行動が気が重いんです。会社に出社できれば、やる気が出てくるのですが・・・」
とご相談いただいたDさん。Dさんは出勤するのが大変つらく感じるとのことですが、それは満員電車でも車通勤でもバイク通勤でも変わらないとのことでした。
「なぜなんでしょうね。仕事自体は嫌いでもないし、よくしていただいていると思います」
とお悩みになっていました。
この出勤。と言う行動は苦手な方が結構いらっしゃる印象を受けます。
満員電車が嫌なのは当たり前ではありますが、このような特徴を持つ方の場合通勤方法はあまり関係がありません。
「朝起きて通勤しなければならないと思うと、陰鬱な気持ちになるんです」
とDさん。出勤がどうして憂鬱に感じるのでしょうか。Dさんと一緒に考えてみました。
出勤が精神負担になるのは何故?
Dさんと一緒にどうして“出勤”で気が重くなるのかを一緒に考えた結果が以下になります。
+外に出ると言うのは入ってくる情報や処理する情報がとても多い。
朝、まだ脳が寝ぼけている時にその膨大な情報を処理するのに負担がかかっている
Dさんはどちらかと言うと夜型だそうです。夕方に近づくにつれて、元気になっていくタイプだそうです。
朝、出勤するために外に出ると人は無意識にたくさんの情報を処理しています。
まだ脳が本格活動をしていない時に、その情報を処理するストレスから体が拒否するのかもしれませんね。と話をしました。
テレワークに移行したDさんのその後
コロナ禍でDさんの会社もテレワークを積極的に取り入れるようになり、Dさんはテレワークを希望してテレワークで現在は仕事をなさっているそうです。
「出勤にストレスを感じることなく、自宅でパソコンの前に座って仕事に集中できるので、効率が上がったように感じます。」
とDさん。遅刻してしまうこともあったそうですが、テレワークになってからは遅刻せずむしろ意欲的にお仕事をなさっているそうです。
当たり前だった出勤ですが、出勤と言う行動そのものにストレスを感じる方も少なくはないようで、テレワークはそんな方の救いになっていくのかもしれませんね。
遅刻が多い。と言う方はもしかしたら、出勤がストレスになっているのかもしれないと感じたDさんとのお話でした。
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