【知的障害】耳が聞こえていても相手の声が聞き取れない現象
御社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。今日は耳が聞こえていても、相手の声が聴きとれない。と言う現象についてお話したいと思います。
聴覚に異常がないのに聞き取れない
聴覚に異常がないのに聞き取れないと言う現象
耳に異常がないのに、相手の話が聞き取れない。と言うことがあります。
聞こえ方としては、外国語のような
「音として認知できるけれど、意味のある日本語として認知できない」
と言う感じでしょうか。
この状態になると、相手のお話を理解するどころか聞くことができないので、本人も話している方も話がかみ合わず、非常に困ります。
原因としては推測ですが、聴覚機能そのものではなく脳が問題なのだと思います。
寝ぼけていると、なかなか周囲の様子が把握できないこともありますよね。
もし話をしていて、相手が聞こえていないのか理解できていないのか。と言う場合にはどうすればよいのでしょうか。
出来るだけ視覚を使おう
聴覚は音が消えてしまうと、確かめたりなぞる術がありません。
そこで職場では指示などは、視覚化する方法が非常に有効です。
これは障害者雇用だけではないのですが、何らかの聞き取り調査の時には聞き取っている人の目の前でメモを取り、お互いの意見をすり合わせると相手が話しやすくなります。
知的障害者への聞き取りの場合は、メモは簡易な言葉(小学生でも理解できる言葉)にすると理解しやすくなります。
また指示などは付箋に書いて、説明しながら渡すのがおすすめです。
あらかじめ
「もらった付箋はココに張り付けて、指示されたことが終わったら私に付箋を持ってきてね」
と話しておくと、指示後の報告も簡易に受けることができます。
口頭で報告をするのが難しい場合にもおすすめです。
知的障害者の多くが、「聞き返す」ことを苦手とします。
理解していなくても、聞き取れなくても、なんとなくやり始めようとするんですね。
自分の状況をなかなか説明できないのが、障害の一つであることが多いようです。
ご拝読ありがとうございました。
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