行動心理学の不思議:遅刻する人には悪気がないってホント?
御社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。今日は問題行動の一つ遅刻についてです。私の知り合いにも5時間以上遅刻する大遅刻魔がいましたが・・・。この人実はまじめなのです。
なぜまじめな人が大遅刻をするのでしょうか。
心理学の観点から考えてみました。
遅刻魔と言うとみなさんはどんなイメージを持ちますか?
+自分勝手で仕事も適当
+好きなことだけ頑張るタイプ
私はそんな風に遅刻魔に感じていました。他人を5時間待たせるのが当たり前のAさんは、そんなタイプには見えない方でした。
なので気軽に約束をしたのが運の尽き。
5時間も待たされていまいました。悪びれもなくお茶代は割り勘。・・・いや出してよ。
待たせた間に無駄にお茶しまくったんだからさ・・・。と思ってしまいました。
さてAさんは話してみると真面目なんですよね。まじめに自分が遅れたことを逐一報告してくれます。
「うん。でもあなたは私の時間を5時間も無駄にしたよ」
と言いたくなるのをグッとこらえました。私。
遅刻魔はマジメだけれど〇〇〇である
マジメな人が他人の時間を奪う遅刻魔?のなぜ
まじめな人。と言うと、目の前のことをコツコツと。でも柔軟な考え方が苦手と言うタイプの方が多いのですが、まじめな遅刻魔もこの部類に入るようです。
まじめすぎて、突発的な事情が起きた時に突発的な事情に対処できません。
柔軟な人「寝過ごした!」→
・最低限の着替えや身だしなみだけしてさっと出る
・相手に連絡する
・新しく速い経路を模索する
柔軟でない人「寝過ごした」→
・いつもと同じルーチンをこなして家を出る
・いつもの経路で向かう
と言う違いが出てきます。
とにかく自分のルーチンを外せないんですよね。そして「遅刻したそうだから連絡しよう」と言うルーチンにないこともしようとしない方がいます。Aさんみたいな。
で、始末が悪いのが自分が悪いと思っていないんですよ。
ルーチンを外せない=自分中心であることに気が付いていない
本人はとてもまじめに取り組んでいる→遅刻は仕方ない
と言う意識が刷り込まれている場合もあります。
まじめで完璧主義ほど時間の管理が下手な場合があります。
それは予定外のことに対処ができないから。結果時間通りに何かをするのが難しくなります。
10時の約束は勝手に10時30分までにしてしまう?
このようなタイプは「10時約束だけれど、10時30分までくらいは待ってくれるだろう」と無意識に思っている場合があります。
なので、「10時の場合は『9時55分』」など中途半端な時間を設定すると、心に残りやすく勝手に
「~時までは良いだろう」
と判断しにくいとされています。
また 自分は遅刻しても許してもらえるキャラだ
と、甘えている場合もありますので、しっかりと痛い目に合ってもらわないと甘えが抜けません。
いかがでしたか?
ご拝読ありがとうございました。
御社ますますのご発展を心よりお祈り申し上げております。
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