職場のメンタルヘルスマネジメント:職場改善のステップとは
皆様ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
今日はメンタルヘルス・マネジメントよりラインケア「職場環境改善」についてお話したいと思います。
職場でメンタルヘルス不調の人が出た場合、多くの事例で職場環境の改善を迫られることになります。
職場改善の基本ステップとしては、以下のようになります。
1.方針作成と職場改善の事前準備
2.職場集団での討論の実施
3.改善計画の作成と実行
4.改善提案の実施と結果の記録
これらのステップを助けるために、厚生労働省では職場環境改善ツールを配布しています。
厚生労働省:こころの耳 職場改善ツール 引用
こちらのページにいろいろなツールが紹介されていますが、メンタルヘルスアクションチェックリスト(職場環境改善のためのヒント集)を少しご紹介したいと思います。
メンタルヘルスアクションチェックリスト(職場環境改善のためのヒント集)とは、職場で起こっている問題について職場の従業員がどう考えているのかを討論し、可視化できる提案書がメインとなっています。
厚生労働省:こころの耳 職場改善ツール 引用
討論の際のヒント
討論の際にはこのような資料を一人ひとりに事前に配り、
「この資料についての意見を述べてほしい」
と伝えることで、積極的な討論会が実施できます。
事前に資料を配らず、内容を伝えなかった場合、一人の意見に皆が同意してしまい積極的な意見討論が難しくなります。
またできれば、机は楕円形、もしくは円形のものが推薦されます。
よくある四角いテーブルでは、人間関係が反映されてしまい活発な意見交換が抑制されてしまう場合があります。
設備の観点からも、いろいろと制限はあるので絶対とは申せませんが
「丸テーブルは傾聴に良い」
と心の隅に置いていただければと思います。
皆さんの企業のますますのご発展を心よりお祈りしています。
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