精神障害者の抱える“働くための”課題とは-2-
皆様ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。今日は精神障害者の抱える“働くための”課題の後半についてお話したいと思います。少しでもご参考になれば幸いです。
⑥疲れやすさ
まじめで手が抜けない、過集中、薬による作用などの為疲れやすく、基礎体力が低い方がいます。
⑦業務遂行力の制限
疾患の特性、薬の副作用、緊張の強さなどから、手先の不器用さ、動きのぎこちなさなどの運動機能の低下、記憶力や判断力の認知機能低下がみられることがあります。
これらにより、作業効率や仕事の理解力判断力に制限が生じる場合があります。
⑧社会的未熟さ
思春期や青年期に発症した場合、職業的自己理解や社会常識的なルールやマナーを身に着けるための経験が不足している場合がある。
⑨適度な人間関係の作りにくさ
周囲の自分への評価に敏感になる。相手の言葉を被害視的に受け止める。自分の気持ちをうまく他人に伝えられない。頼まれると断れない。自己懲罰的になるなど、人間関係における認識やコミュニケーションを苦手とする人が多くいます。
⑩生活面での援助が必要
バランスのとれた生活管理が苦手なため、生活面において援助が必要な人が見られます。
現在は精神障害者向けのグループホームなども増えており、生活介助を受ける人も増えてきています。
以上が知っておきたい精神障害者の抱える“働くための”課題となります。
ご拝読ありがとうございました。
参考資料:精神・発達障害者仕事サポーター養成講座 テキスト
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