【精神障害者雇用】個人差がかなり大きい障害への対応例とは
皆様ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
今日は現在増え続けている精神障害者雇用についてのお話です。
精神障害者は、同じ病名でも非常に個人差が大きい障害となっています。
Aさんが○○だったから、Bさんも・・・?が通じないことがあります。
一人ひとりに聞き取りをし、得意な業務内容を吟味し、指示の出し方を選び、環境を整えていきます。
【業務内容】適性のある作業と苦手な作業
【指示の出し方】具体的・視覚化・シンプル化・指示系統の統一など
【環境面】集中しやすい職場環境・ストレスに敏感なことの理解
このように、いろいろな方向から業務の内容や環境を吟味していきます。
例えばAさんは
+データー打ち込みに適性がある
+指示は混乱するため、指示する人は一人とする
+視界にできるだけ人が入らないように、ついたてを用意する
と言った場合だとします
一方Bさんは
+雑務を少しづつこなすことに適性がある
+指示する人はその場にいる人でかまわない。ただし視覚化する
+休憩をはさんで、メリハリをつける
等、一人ひとりに合わせた作業内容が必要となります。
本人に聞き取りをしながら、得意なこと・苦手なことの理解を深めていきます
マルチタスクからスタートするのではなく、シングルタスクからスタートします。
「会議の用意をしておいて」というマルチタスクから始めるのではなく、使用する資料を順番にまとめて右上をホッチキスで斜めに止める。など正解の物を目の前で作って理解してもらうシングルタスクから始める場合もあります。
シングルタスクを視覚で見せることは、間違いをできるだけ防ぐことにも効果的になります。
慣れてくれば徐々にマルチタスクに移動します。
ご拝読ありがとうございました
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